温泉の種類をみなさんは知っていますか?
何気なく入っているお湯ですが、その泉質で効果が異なり、効能も異なります。
みなさんが知っている泉質は天然ではなくて人工のものもあったりするんですよ。
ここでは代表的なお湯の種類を紹介します。みなさんが働きたい旅館のお湯がどのような性質なのかしれば、
自分にプラスアルファになるのではないでしょうか。
例えば美肌になりたい!という希望がある人は美肌効果のある温泉で働けば、効果が高いかもしれませんよね。
もちろん仕事はしなくてはなりませんが、どうせやるなら徹底的にしらべてやりましょう。
代表的なお湯の種類を紹介しますので、みなさんも参考にしてみてはいかがでしょうか。
・参考サイト:泉質と効能
単純泉
単純泉とはお湯の性質である含有成分量が1,000ミリグラム未満のお湯のことを指します。
このお湯は病気や怪我にいいとされる成分が薄いのが特徴で、主だった特徴が無いため単純温泉と呼ばれます。
しかし温泉初心者にはよく、成分が強くない分長く楽しめる特徴があったり、だれでも楽しめるという特徴もあります。
結構有名な湯処が単純泉だったりするんですよ。また単純泉だからといって効果が無いわけでもありませんし、
含有成分量は湧いている場所でさまざまなので、濁ったお湯や鉄の匂いがするものなど、さまざまなものがあります。
二酸化炭素泉
二酸化炭素泉は実は日本には少ない温泉です。
炭酸水のように入ると体に炭酸のつぶが浮き上がってくるのが特徴です。
遊離炭酸と呼ばれる成分が1,000ミリグラム以上含まれていることが条件となります。
このお湯は低温でも湯上がりは暖かく、あたたまることが特徴なのです。
また体の油脂や汚れを炭酸の気泡が包んでとってくれることから、美容効果があるお湯として重宝されます。
最近はエステ効果を狙い人工の炭酸泉を利用するエステ店も増えています。
炭酸水素塩泉
別名重曹泉とも呼ばれるこのお湯はその名の通り重曹がふんだんに含まれており、皮膚の表面を軟化させる効果があります。
そのため皮膚疾患に効果があるとして皮膚にトラブルを持つ人に好まれます。
お湯から出たあとはさっぱりとした感覚が残るのも特徴です。
保湿効果もあり、肌がしっとりつやつやになるんです。お肌がきになる人には持ってこいのお湯ですね。
硫黄泉
硫黄泉は硫化水素を含む温泉で、温泉でよく臭ってくる卵のような匂いの成分を含む温泉です。
鼻にツンと来る匂いが特徴で、最も温泉らしいお湯なのではないでしょうか。
この硫黄泉は成分が強く、匂いもきついため、通常お湯を出るときは流さないのが効果があると言われていますが、
硫黄泉だけは流したほうが良いと言われています。
数日間においが取れない時もあるようです。
その強い成分で慢性皮膚病や糖尿病にも効果があると言われています。
ラドン泉
ラドンとは放射線物質のことで、大量に浴びると通常有害だとされていますが、少量だと体に良い効果があるとされている成分です。
これをホルミシス効果と呼んでいます。お湯の中から出てくる気泡の中にラドン成分が含まれており、肺から体内に取り込まれます。
またラドン泉は人工で成分を含ませることもあり、人工のお湯の場合があるのでご承知おきを。
人工の温泉として、トロン泉やヘルストンなどもあります。