温泉の効果

温泉には、人の体の不調を改善するさまざまな効果があります。
人ではなく、動物もその効果を実感して温泉で当時をすることがあるほど。
ここでは、そんな温泉の効果について考えてみたいと思います。

温泉のそれぞれの効能については、泉質によって異なりますので、ここでは多く触れません。
温泉全体で考えた場合の効果というのは、どのようなことからその効果が得られるのでしょうか?

体に良い効果がたくさん

まず、体を温めることで得られる「温熱効果」があります。
これは温泉でなく、自宅での入浴でも同様で、湯船にゆっくりと浸かると血行がよくなり、さまざまな不調が改善しますよね。
肩コリや冷え性などが解消するのは、みなさんご存知の通りです。

温泉は、体を温めてくれる上に、その温め効果が泉質のおかげで長い間持続するので、より温熱効果は高くなります。
温泉に入ったあと、体がずっとポカポカしていたという経験のある方は多いのではないでしょうか。夏場は、ポカポカを通り越して、いつになっても汗が引かない、ということもあったのでは。
これも、温泉ならではの温熱効果です。

次に、体や内蔵のマッサージ効果のある「水圧効果」も、温泉に効果が期待できる理由のひとつです。
温泉に限らず、プールなど水の中に体を入れると、水圧で体が刺激されますよね。これが、内蔵などを刺激し、内蔵関連の疾患を回復させる効果があるといわれています。
ただし、温かい温泉のお湯だと、全身浸かることで心臓に負担をかけてしまうことがありますので、より長い間温泉に浸かって水圧効果を得たいという場合は、みぞおちのあたりまで温泉に浸かる「半身浴」や、膝まで浸かる「足湯」などがよいでしょう。

視覚的効果も

その他にも、温泉街という非日常的な場所で、景観を眺めながら趣きのある温泉に入ることで、リラックス効果を得ることもできます。
温泉にくるとなぜかホッとする気持ちになりますね。これはロケーションによるところが大きいです。
温泉のお湯をタンクに入れて持ち帰り、自宅のお風呂で入るよりも、やっぱり温泉に直接出向いてお湯に浸かるほうが、効果は高まります。

体の不調を取り除くのにおすすめ

このように、温泉にはその泉質以外にも、さまざまな効果が期待できる理由があります。
ぜひ少し時間がとれたら温泉に足を運んで、湯治がてら温泉を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
温泉は、老若男女すべての人々が好むスポットですので、家族力でも、デートでも、もちろんひとりで訪れても十分に楽しんでいただくことができると思われます。
心身共にリラックスして、効能の高い温泉に浸かれば、体の不調もどんどん改善されていくはずです。