温泉の正しい入り方

温泉に入るには、さまざまなルールとマナーがあるのをご存知ですか?
ここでは、そんな「正しい温泉の入り方」について考えてみたいと思います。

入浴してはよくない体の状態

まず、基本中の基本なのが「飲酒をして温泉に入らないこと」。
温泉に限らず、海などもそうですが、お酒を飲んで温泉に入ると心臓に負担がかかってしまい、最悪の場合は心臓発作を起こしてしまうこともあります。

よく、温泉に熱燗を持参して入っている絵がありますが、あれは演出だと思ったほうがよいでしょう。
ごく少量なら問題ないかもしれませんが、かなり危険な行為になりますので、飲酒に伴う入浴はNGだと考えて。

次に、スポーツの直後に入る温泉も危険があります。
少しでも休憩をとっていれば別ですが、運動をした直後に温泉に入ると、披露している筋肉を回復することができないといわれています。
疲れを取るために温泉に入るのであれば、30分ほど休憩をとってからにしましょう。

入浴するタイミング

また、温泉に入るときは、食後よりも食前がおすすめです。
食後にお風呂に入ると、胃に負担をかけてしまうことになります。
またダイエット中の方は、食前にお風呂に入る法が汗をたくさんかくので、代謝アップに効果大です。

温泉に入る時間ですが、半身浴の場合は15分くらい入っていることも多いけれど、温泉はとても体が温まりやすいので、5分ほど入ったら1、2分休憩を入れるペースのほうが、体に負担をかけずに済みます。

あと、泊まりで温泉にきたときに、せっかくだからと1日に何回も温泉に入る方がいらっしゃいますが、のぼせの原因になってしまいますし、湯あたりをしてしまうとせっかくの温泉の効能が台無しになってしまいますので、多くても1日に2回前後に留めておいたほうが良いようです。

マナーを守って気持ちよく利用しよう

マナーとしては、温泉に入る前には軽くでもいいので必ず体を洗ってから入ること、タオルを温泉の中に入れないこと(頭の上においておくのはOK)、大声で話さない、温泉の洗い場などで走らない、といった基本的なマナーをしっかり守るように心がけましょう。
髪が長い方は、髪が温泉に入ってしまわないように必ず束ねておくことも基本です。

ほかに、温泉でヘアカラーをしない、体を洗うときには周りの利用客に迷惑がかからないようにするなど、銭湯などで基本マナーとされていることはきちんと守るように心がけたいですね。

こうしたマナーをきちんと守って入れば、みなさんが気持ちよく温泉を楽しむことができます。
より楽しい温泉ライフを送るために、ルールとマナーはしっかりと守って温泉を利用しましょう。